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合併のご相談

  
Q:合併で消滅する会社に所属している労働者の労働契約の内容はどうなるのでしょうか。
 
A:合併は吸収合併及び新設合併の2種類がありますが、いずれの場合であっても、消滅会社の権利義務を包括的に存続会社または新設会社が承継することになります。従って、労働契約の内容につきましても、消滅会社の権利義務を存続会社または新設会社が包括的に承継することになります。


1.新設合併と吸収合併
会社法では、合併について、吸収合併と新設合併について規定しています。
吸収合併とは合併をなす会社の一方が合併後存続する場合をいいます。一方、新設合併とは合併により会社を設立する場合をいいます。
実務上は手続の簡便さ等から吸収合併の場合が多くなっています。

2.権利義務の承継
そして、会社法では、「吸収合併存続株式会社は、効力発生日に、吸収合併消滅会社の権利義務を承継する。」(会社法第750条第1項)、「新設合併設立株式会社は、その成立の日に、新設合併消滅会社の権利義務を承継する。」(会社法第754条第1項)と定めています。
このように吸収合併、新設合併いずれも消滅会社の権利義務を包括的に承継する旨を規定しています。すなわち、全ての権利義務を承継することになりますので、労働契約についても承継されることになります。

3.労働条件の統一
吸収合併の場合を例にしますと、合併により、存続会社でもともと勤務していた労働者と消滅会社で勤務していた労働者が混在することになります。従って、合併した結果、存続会社と消滅会社の労働条件が併存することがあります。例えば、労働時間が、存続会社では8時間であるのに対して、消滅会社では7時間30分ということです。
このように労働条件が併存することは、企業の労務管理上煩雑となりますので、例えば有利な方に労働条件を合わせたり、不利な内容に変更する場合は個別同意の対応等を通じて、労働条件の統一を図ることが有効になります。